実際に生地を選んでみる

テーラーのスタッフは、生地の選択には喜んで相談にのってくれると思います。
ある程度知識があると一層、ご自分に合ったものに出会える可能性があります。
スタッフの方に、これから作る予定のスーツの用途、そしてある程度の予算をお伝えください。お好みの生地を、いくつかご提案くださいます。
そして、以下の点を事前にご確認の上、参考にしていただければと思います。


1.生地のブランド
英国、イタリア、日本のブランドが主なものですが、扱うブランドはお店によって変わります。
英  国: ☆ハリソンズ オブ エディンバラ
     ☆ハリスツイード
     ☆ドーメル(本社はフランス)
イタリア: ☆カノニコ
     ☆ゼニア
     ☆ロロピアーナ
     ☆フォックスブラザーズ
     ☆アリストン
     ☆レダ
日  本: ☆御幸毛織


詳しくは別のページでご紹介しますが、ほとんどのお店で扱う生地はこの中に含まれます


2.生地の素材
ほとんどがウール100%の生地です。
これにシルク(光沢、滑らか)やモヘア(光沢、爽やか)、カシミアなどの天然素材が時々混紡される生地も有ります。
ポリエステルなどの化学繊維が使われている生地もありますが、比較的安価な物になります。しかし、ポリエステルの生地は、最近はよくできていますので、安くても品質は良いものも多いですし、丈夫です。しかし、スーツに詳しい方がみると、天然素材との違いがひと目でわかります。


3.繊維の質
基本的に、繊維が細かく量が多いほど高額です。しかし、繊維が細かいと傷みやすいなどの特徴もありますので、スーツの用途によって選ぶことをオススメします。

繊維の量を見極める方法として、「SUPER表示」を確認することです。

ウールのみですが、総合的な品質ランクです。素材が細く・長く・ちぢれが多いことが高品質といわれていますが、Super表示は使われている糸の太さではなく、原毛の細さを表しています。細かい原毛ほど、糸をつむぐときに、原毛が多く必要になるので、Super表示の数字が大きいと生地が高価になります。


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